時の鳥籠、水車館、鏡の国のアリス

時の鳥籠 (講談社ノベルス)

時の鳥籠 (講談社ノベルス)

水車館の殺人 (講談社文庫)

水車館の殺人 (講談社文庫)

鏡の国のアリスはどれだかわからなくなっちゃったので割愛。

  • 時の鳥籠

この間も雑記で少し書いたけれど、どうして自分は記憶の果てを読んでからすぐに読まなかったのかなぁ……*1と凄く後悔したのですよ。
この話を読んだら浦賀さんを好きになりそうな気がしてきた。これからもっと積極的に読んでいこうかな。
副題、前作はタイトルの直訳でしたが、今回は内容の直訳みたいな。
真一と甲斐の会話が好き。ところどころ真一にちょっと萌えたなんていうのは秘密だ。
YMOを聞きながら読むべきだったかな…ていうかYMO、全然聞いたこと無いなあ。
なんだか、大好きな話になりました。

仮面の主人。丸焦げの死体。
うおぉ絶対入れ替わりあるんじゃね?てな感じでテンションが上がります。少なくとも私は。
ネタ予想通り入れ替わりがあってなんとなく嬉しくなる。ミステリ界には色盲を扱った作品が多いと聞く。これもそうだったんですねぇ。目立ちにくい赤い車も伏線かー。確かにちゃんと考えておけば赤い車が目立たないってそりゃねぇだろ!って突っ込めるんですね。そこを読み流させるのが技なんですか?ちょっとだけ確認してみたら、入れ替わった後の地の文も嘘を書かないようになってる。ミステリー作家って大変だあ(何を今更)最後の幻影群像に、寒気がしました。バレ

脚注が無かったら日本語じゃ絶対楽しめませんよこれ!訳者の人の頑張りが伝わってくる〜。
結局古加持の元ネタがわからず。並べ替えるのか…
ハンプティ・ダンプティは鏡の国だったんだ。
あと、デぃズニーアニメでなんとなく印象に残ってた食べられちゃうカキちゃんたち。これも鏡の国だったんだ。
にしても、何でアリスをアニメ化しようと思ったのかとても疑問だな。アニメのアリス、どう考えても7歳6ヶ月どころじゃない。

さてさて、現在は秋月涼介、迷宮学事件。

*1:だってぱっと見分厚いんだもの!